ほろほろ日記

こぼれ落ちる思い出を繋ぎ止めるメモ

スキップ歩きのススメ

長女が来週から通う学校はフランスの公立学校だけど、いくつかの教科は英語でするといういわゆる部分イマージョン教育に該当するものをやってるところ。フランス語を話すフランス人の子供が英語を習得するにはいいバランスかもしれないけど、うちの子には厳しいかもなぁ〜、と学校からもらったガイドブック見てて思った。しかも教室内では英語は極力使わないように、なんて書いてある。

私:「今度の学校、教室ではできるだけ英語使わないでね、って言ってるよ」
娘:「・・・そしたら何も言えないね。」
私:「まぁ、先生もお友達も助けてくれるし、ゆっくりでいいんじゃない?」
娘:「フランス語の先生もいるし、まぁ、そんなに大変じゃないか」

えらくポジティブだな、なんて驚いたんだけど、

私:「学校楽しみ?」
娘:「本当は楽しみだけど、フランス語がねぇ・・・。大変そう。話し方が難しいね。」

やっぱり、不安じゃないわけないよなぁ・・・大人でも大変なのに。

 

この間学校の説明会に行ったとき、校長先生がいい話ししてた。

「保護者のみなさんがフランス語をぜひがんばって勉強してください。下手でも恥ずかしがらないでください。あなたたちのその姿勢が子供たちの言語習得に多大ないい影響を与えるんです」

そうだ、私も一緒にこの機会を利用してフランス語を子供と一から勉強しよう。
なんて思ってたら、隣でグダグダになってた次女のほうから聞き覚えのある例の音。まさかの説明会真っ最中のお漏らし。そんなことで、校長先生のその後の話は一切記憶に残ってませんが・・・

 

少し前に、人間の姿勢や歩き方も脳に大きな影響を与えているという記事を読みました。ある実験で、下を向いて猫背で歩いたグループと、前を向いてスキップしながら歩いたグループでは、歩いた後、前者が鬱々としたネガティブな気持ちになったのに比べ、後者のほうが明るく前向きな気持ちになったとか。

これ読んではっとした。

子供っていっつも歩くとき、飛んだりはねたりスキップしたりしてるじゃないか、って。こちらは犬のう○こも至るところに落ちてるし、歩道も道路も狭いし、幼児二人にそんな歩き方されて両手つないで歩くの正直しんどくて、子供たちに「ねぇ、普通に歩けない?」って何度も言ってた。この記事読んでから、子供のこの歩き方は人生をより楽しく生きようとする本能なんだって自分に言い聞かせて考えると、「ねぇ、普通に・・・」っていう言葉を喉元で飲み込めるようになりました。

 

来週の学校最初の日は、長女に思う存分飛んだりはねたりスキップさせながら、(安全に気をつけて)連れていこうと思います。