ほろほろ日記

こぼれ落ちる思い出を繋ぎ止めるメモ

旧正月

香港はまだまだ旧正月のお祝いモードです。

アパートのエントランス付近では今年もライオンダンスが繰り広げられ、朝から太鼓の音が鳴り響いていました。

この時期去年も頭を悩ませたのが、香港版お年玉の利是(ライシー)です。下は20HKD(400円くらい)から上は100~500HKD(2000円〜1万円)と、関係性や人によってかなり額も変わってきます。

渡すのは基本的に既婚者から独身の人へ、同僚間や友人間でも渡すというのが最初聞いたときは驚きました。

うちの場合は、主に渡す相手はアパートの管理人や清掃、受付スタッフの方たち。

基本は新札を用意するみたいだけど、額がそれほど多くない場合は、銀行窓口で金額を伝えたらその場で新札ならぬ、「比較的綺麗なお札」に替えてくれます。
旧正月の前日に行ったら列ができてたけど、30分くらい並んで無事に替えてもらえました。

この時期はお店の人やアパートのスタッフ含め、やたらみなさんの愛想とサービスがよくなるというマジカルウィーク。お金の力は色々な意味で人を変えます。

親戚や家族以外からのお年玉というのがあまり想像つかないので、いろんな人に聞いてみました。
ある人曰く、みんなに同じ額をあげるのではなくよく世話になる「この人」!と思う人には100HKDくらいあげればいいのでは、ということなので、私は頭に浮かんだ(時期によらず)よくしてくれる数人をリストアップしました。
あとはなんとなく、で50と20を適当に割り振ります。

ただ、20ドルは「ケチ認定」されてしまうかも、というのは複数人から聞いた。
もらった人たちも誰にいくらもらったなんてのは、おそらくほぼ覚えていないとは思うのだけど、それでも、色々考えてしまう小さい私。

でも、人によってはその20ドルを出すことだって簡単じゃない場合もあって、金額だけで単純に考えられることではないっていうのはあるだろうなぁ。

 

こんなとき一番よく言われるのは、

 

要は気持ちの問題。あなたが決めていい。

 

 

それはそうかもしれないけど、どちらかといえば気持ちというか、メンツの問題のような気もする。




なんと二週間くらいはこのお年玉のやり取りが続くらしい。

ちなみに、広東語で正月の一般的なあいさつの一つが、

 

恭喜發財

まさにその意味、「お金がもうかりますように!」

このセリフを聞きながら、言いながら、ライシーを渡す。
読んで字のごとくとはこのこと。

 

アパートのスタッフの人たちのポケットは、レッドポケット(香港版ポチ袋)で膨らんでいる。


香港人の知り合いが言うには、かつて葬式関連の仕事の人たちはこの時期、旅行に行くことが多かったと。なんせその人の商売がもうかることを祈願することは、人が死ぬことを喜んでいることになるから、と。
縁起の良し悪しをとても気にする文化なだけに、そういうこともあった(ある?)のかもしれない。


この時期はいつもは見かけないアパートの別棟のスタッフが来ていたり、普段は例えば3時間交代のところを、より頻繁に人が変わって勤務しているということもある。

よって、「あれ、誰?」と思うような人も多い。

困ったことがもう一つ。
出かけるときに、誰がどこにいるのかをチェックしてライシーを準備するのだけど、私は思った以上に目が悪くなっているみたい。

少し離れたところからだと、もうほぼシルエット👤しかわからない。


すべてがぼやっとしている。

「ママ、人の顔覚えるの苦手?」と聞いてきたのは長女。

言われてみれば、(数人以外)全くもって私は顔を覚えていないことに気がついた。

てか、覚えられない。

私が一人で出かけるときには、この顔選別作業を一人でしなければならない・・・

無理だ。

同じ人に二回あげる自信がある。


早くいつもの日常が戻ってきたらいいのに・・・

 

 

なにはともあれ、みんなにとって、2025年が素晴らしいものになりますように。

 

コアラのマーチの箱に入ってたレッドポケット

すごいめでたい感じのコアラのマーチ。味はいつも通り。