ほろほろ日記

こぼれ落ちる思い出を繋ぎ止めるメモ

子供がくれるものには

 

学校からの帰り道、「あ!!桜!!」

 

4歳になる下の娘が桜の花のついた小枝を拾った。

誰かが手折ったあとに捨てたものだろう。

とんでって拾い上げる。

 

「きれ〜・・・」

 

しばらく嬉しそうに眺めたあとはお決まりの台詞。

 

 

「ママのためだよ」

 

と言って渡してくれる。

 

公園に行けば小さい小さい花を大事そうに摘んで、

「これ、パパにあげるから持って帰っていい?」

 

道ばたに落ちてるものでも何でも、とにかく「きれい」網にひっかかったものは拾う。

ただ、小石は自分のものと決めているようで(おそらく親にあげても価値がわからんだろうという判断がくだされている)、自分のポケットにしまいこむ。

 

子供から親へのプレゼント上位3つといえば、折り紙や段ボールやらその辺にあるものを用いて作ったオリジナルクラフト、絵、そして花、じゃないだろうか。

 

基本的に子供が持っている「物」っていうのは大人から買い与えられているものだけれど、そういうものではなく、彼らは自分たちが親にあげられるものを持っている。

そして、こうしたプレゼントっていうのは、確実にすべてのものに「気持ち」が含まれてる。一生懸命作ったり描いたりしたものや、偶然見つけた綺麗なもの、野原でかけまわって摘んだかわいい花。

これらは彼らが親にあげられる(と思っている)最高の贈り物なわけで、考えたら、なんていじらしい。

久しぶりに一人胸が熱くなった。

 

もっと子供たちに優しくしなきゃなぁ、、、

 

こういうときに普段の子育ての反省をするとこたえる。

 

拾った時はかなりしおれてた花と葉が、水につけたらいつの間にか元気になってました。

 

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