ほろほろ日記

こぼれ落ちる思い出を繋ぎ止めるメモ

変わらなきゃいけない?

ある日のこと。

 

学校で生徒たちと合唱祭について話している時に、全体目標が「チェンジ ユアセルフ」だという話が出ました。誰がどのような意図で決めた目標なのかはそこにいた誰も知らないという状況の中、「みんなは変わらなきゃいけないの?」と聞いてみました。

すると生徒たち曰く、先生たちはたぶん「自分の殻を破ってほしい」、「引っ込み思案な人はもっと積極的になってほしい」と思っているのではないか、という話しでした。

そこから、「引っ込み思案=悪い、って前提おかしくない?」「なんでそれと歌うことが関係あるの?」「そもそも私たちはなんで歌うの?」っていう話になってとても面白かったです。

 

そして先日。

とある応用演劇のセッションがオンラインであることを発見し、表現するのが苦手な人でも大丈夫ということだったので、ちょっとしたワークなら私でもできるかなと思って参加してみました。(私は昔から演技とか踊りとか人前で動作を伴う何かをさせられることが本当に苦手ですが、院のゼミで学んだ応用演劇はとても面白かったので。)

 

今回はちょっと勇気出して参加してみたものの、セッションが始まって10分で正直「辛い、退室したい」という衝動に駆られました。細かいことは省きますが、とにかく私には色々とハードルが高すぎました。基本半泣き、時にガチで泣きながら、震える声で耐え忍んだ2時間。

 

そして最後に全員が感想を述べるところで、とてもハツラツとしたご高齢の参加者がなぜか私への御助言まで含んでくださり、

 

私も(演じたり表現したりするの)恥ずかしいし苦手ですよ、でも、やってしまえば結構大丈夫。チャーロットさんは、もう少し心を強く持たれるといいのでは?と思いました

 

というようなことを言われた瞬間、心が砕け散りました・・・💧

 

そして、先日の生徒たちとの会話がプレイバック。

 

「チェンジ ユアセルフ」

 

私は弱いままではだめですか。って聞けなかった弱い私。

 

でも、変わるタイミングやきっかけは自分で決めたいとも思いました。

 

この一連の出来事を生徒たちに聞いてもらったら、みんなすごい同情と共感を示してくれて、ある生徒はこんな言葉をくれました。

 

恥ずかしいことを恥ずかしい、って思える気持ちは大切じゃないですか

 

なんだか、ガサガサしてた心が一気に柔らかくなりました。