もし英語を自由に使えたら何する?
そもそも「自由に英語が使える」って、どういう状態になったら自由に英語が使えるって言うんだろう。
果たして日本語なら私は「自由に」話せてるんだろうか。
まぁ、少なくとも英語よりは話せてるのは確かだけど。
昔、大学の先生が英会話で一番難しいのは雑談だって言ってた。
時事ニュースからスーパーでの話、コオロギの話まで、その話題の幅は際限なく広いからだ。
海外で生活して身に染みて感じるのは、自分の言語ではない国で暮らすっていうのは、日本では何ともないことが一気にハードルが上がるっていうこと。
この間スーパーに行って、支払いセルフレジに挑戦してみたんだけど、カードをスワイプして支払いできてるはずなのに繰り返し流れる「精算を続けてください」って自動音。しかも音、超でかいのが私を一層焦らせる。
レシート出てないし、このまま店出たら万引きになるんじゃないかとドキドキ。
3〜4回スワイプしたところで、近くにいた店員さんに助けを求めた。
「レシート出てないからまだ精算終わってないかもしれないんだけど。。」
って言ったら、若い店員さんがヒョイって手を伸ばして取ったものは
なんとレシート。
そこに出てたのか!
カードの支払いの近くから出てくると思い込んでただけに、逆方向の上方に確かにそれらしき紙切れが出ている・・・。
それを取って、お兄さんが読み上げる。
「マシュマロ・・・、?」
確かに、買いました。子どもの大好物です。それ、うちのレシートです。
にこやかに対応してくれるお兄さんにお礼を言って店を出る。
一緒にいた長女が一言。
「周りの人(お客さんたち)、変な目で見てたね」
って。
そんなとこ私は見てなかったし、知りたくもない情報ですな、それ。
変な目でなく、あたたかい目で見て、困ってるってわかったら誰か助けてくださいよ😭
(こんな時は早めに店員にヘルプを求めるのが良いということを学びました。)
まぁ、この場合は英語どうこうというより、会計の仕方がわからなかったって話かもしれないけど(英語全く話さなくても買い物はできる)、不安度は日本語環境よりはるかに高くなるのは確か。
電話が特に怖い。
オンライン英会話の先生に「電話で英語話すの怖いー。」って言ってみたら、皆さんとにかくよく励ましてくれる。
「(あなたが)英語を使ってくれてるんだから、私たちは(その先生はアメリカ人)それに助けられてるんだよ」
「自信を持って!」
「あなたの英語は十分に理解できるよ」
「実際こうやって僕とコミュニケーションが取れてるでしょ。」
中でも、なるほど!と思ったアドバイスが、トルコ在住のアメリカ人の先生の言葉。
私は英語で電話をかけなきゃいけない時は、事前に会話に使われるであろうフレーズを前もって予習、大事なとこは自分のセリフも考えて挑んでるんだけど、その先生も前まではトルコ語で同じようなことをしていたらしい。でも、
用意するのやめてみたらうまくいくようになったよ
って。
自分はできる、話せる、って思ってやってみるんだ。
そうすれば本当になんとかなるから
なるほど。
外国語を話す時に一番必要なことって、自信なのかも。
あと、伝えようとする姿勢。
前回(もう10年近く前)アメリカに住んでた時、日本の文化や言葉を現地の学校で紹介するのをお手伝いするボランティアがあって、それをやるかどうか迷ってた時に私が旦那に言ってた言葉がこれ。
「もう少し英語がもっとできるようになったらやろうかな」
これを聞いた旦那はバッサリと言った。
あなたに完璧な英語なんて誰も求めてないから。
そんなこと言ってないで今すぐやった方がいいよ。
英語を完璧にできるようになる日なんて来ないんだから。
まぁ、言われてみたら確かにそうだよなぁと思って、そのボランティアもその後すぐ申し込んだ。
で、実際大変は大変だったけど、なんとかなった。
これがビジネスとかだったら無理かもしれないけど、でも、なんとかなることも実際結構ある。
そういえば以前、迷信について独自調査やってて(鳥のフンは(幸)運なのか、ワールドリサーチ)、これも英語力つけるのに一役買っていた。公園で出会った人に聞きまくってたもんなぁ。何かを知りたいと思う好奇心は、英語を使う不安や恐怖をもまた乗り越える原動力になります。
「英語が自由に使えるようになったら・・・したい。」って考える前に、英語が完璧でないとできないことって何だろうって考えてみると、実際どんだけのことがあるんだろう。
だから、「英語が自由に使えるようになったら」したいことがあるなら、今すぐやった方がいい。きっとその方が後悔しないし、失敗したら失敗したでそれはネタになるから。いや、ネタにするためにあえて失敗しにいく、くらいの方がきっと人生楽しいのではないか。
そう思って、お互いがんばりましょう。