フライト前夜は、成田空港近くのホテルで一泊しました。
三人で一部屋。簡易ベッド付きで、十分な広さと快適さでした。
簡易ベッドといえど、結構ちゃんとしててよかった。
でも、三人で誰がそこに寝るかとなると話は別で、13歳、11歳、41歳でガチのジャンケンで決めることにしました。
✌️(娘1)、✌️(娘2)、✋(私)
大喜びする子どもら。
なぜ一番年上の私が簡易ベッドで寝て、若人が普通のベッドで寝るのか最後まで納得がいかなかったものの、結果は覆りませんでした。
ここ数日、引っ越し準備に追われてコンビニ弁当が続いていた中、久しぶりのホテルでの食事はテンションが上がりました。
ディナービュッフェは大人一人5,800円とお高いですが(宿泊割引で20%オフになった💓)、とてもおいしかったです。デザートも豊富で、ショートケーキのでっかいのが食べられて嬉しかった。
ただ一つ残念なとこは、お風呂のシャワーを三人で利用して、次の日に次女がもう一度使ったらなんと排水のとこが詰まって水が流れなかった件😱(3人とも髪長いけど、そんな1日で詰まるほど???)
自分もシャワー浴びると言っていた長女がそれを見て「やっぱ(今日はシャワー)いいや。」と諦めてた。
その後、シャトルバスで空港まで移動。近いし、ホテルの玄関前から乗れるからすごく楽でした🚍
空港に着いたら空港内のPCRセンターで検査を受けました。朝9時の予約を入れていたけれど、早めに着いたにも関わらず10人以上は既に待ってる状態でした。番号の書かれた椅子に座って待っている人々。案内も何もなく、とりあえず流れのまま椅子に座って9時になるのを待つことしばらく。
少しずつ人が中に呼ばれて入っていきます。
でも、かなり遅い。
結局検査を受けられたのは10時くらいだったかな。
説明も何もなく誰が予約してて誰がしていないのかも、中に入るまで何の確認もないことに怒り浸透で苦情を言っている人もいた。「改善するようにします」と平謝りの職員さん。でも今日に始まったわけではないであろうこの状況を今まで放置していた人々が今日は特に混んでて回らなかったから次回から改善しようとするとは思えないけど、とりあえずその場をおさめるために「改善します」って言ってる感が否めなかった。
でも、あの苦情は正しかったよ。だって、予約してもその時間に検査受けられなかったし、全然説明がないから見通し立たなくてフライトの時間が近い人にとってはそれは怒るだろうな、って。
今回は次女の希望で唾液検査を選んだのだけど、「ここまで唾液を入れてください。泡はノーカウントなので、多めに採取してください」と言われ、スポイト状の容器を見た瞬間、咽頭ぬぐいにしとけばよかったと猛烈に後悔しました。唾液検査は1時間前から飲食やうがいも一切できないので、口の中は乾っから。どうやってこんな量の唾を出せと言うんだろう・・・😭もう、20分くらいかかったかも。辛かった〜歯医者とかだったら、ガムみたいなやつとかくれるけど、ここではとにかく根性で唾を出すしかなかった。
検査結果が出るのが12時半頃だと言われたので、それまで空港内をぶらぶら。ほとんどのお店が閉まっている中、空いているお土産屋さんを見て回ったり、あいているレストランで早めのランチを食べました。でも、あいているところが少ないからか、11時すぎには既にそのレストランも激混みになり、30〜50分待ちになってました。
PCR、「もし陽性の場合は電話がきます」と言われていたので、携帯を頻繁にチェック。着信がないのを見て一安心。
12時半前に、そろそろいいかと思って検査所に戻り、係の人に陰性証明をとってきてもらう。まずは長女の分だけもらった。あとは私と次女の分。
私の名前を言うと、なんと返ってきた答えが
「再検査になったようなので、あと30分くらい待ってもらえますか」と。
なんと・・・!!
しかも、再検査といえど、もう一回唾液をとったり咽頭ぬぐいをするのではなく、さっきとったやつをまた検査するらしい。
「陽性の場合は電話がきますんで・・・・」
しかも、よくよく聞くと、私と次女が二人とも再検査になったらしい。
もう、終わった・・・OWARI😱
犬どうしよう、この状況からの隔離って、一体どうなる??
めっちゃ金かかるじゃん・・・。
もう、不安しかありませんでした。
13時ちょっと前に、待ちきれず「まだ結果出てませんかね」と係の人に聞いてみたら、もう一回結果来てないか見に行ってくれた。
「まだみたいですね」と言われるも、電話もかかってきていないことを伝えると、「それなら陰性のほとんどの場合陰性だと思いますよ」って、ぼそっと言ってくれた。
まじっすか?
って喜んだのも束の間、なんと、13時きっかりに私の携帯が震えました。
それでなくても震える手で握っていた携帯が震えた瞬間、私の心臓の鼓動はマックス。
そして恐る恐る画面を見た瞬間、目に入ったのは、
夫の名前。
本当、ヤメテ💢
安堵する以上に怒りが込み上げました。
その後、係の人が戻ってきて、証明書をもらいました。結局私も次女も陰性。
なんだったんだあれは。
その後、セキュリティを通るために長蛇の列に並ぶこと、30分はかかったかな。
えっらい人が多いなと思ったら半分以上は見送りの人たちだったという・・。
大学生らしき男の子に、おそらくその保護者と5〜6人の仲間たちと思われるご一行が、写真を撮ったり戯れたりしている。
このコロナの中、ソーシャルディスタンスも何もない状態。
もはやこれがwith コロナということでしょうか。
無事セキュリティを抜けて、税関を通る。
色々荷物に入れたり出したりをしていたとき、ふと気がついた。
「搭乗チケットがない!!」
あれ?あれ?と探すも、どこにも見当たらない。
子ども二人に尋ねるも、自分達の分だけしっかり手に持っている。
あのゲート通るとき、隣のゲートで止まってた次女に声かけて、その時、自分の分を置きっぱなしにしたのかも!
急いで戻って、係員に「チケット、置き忘れてなかったですか?見てもいいですか?」って聞いたら「戻っていいけど、中には入れませんよ。私は何もできませんよ」みたいなこと言われて、こんな仕事の仕方は私なら絶対したくないって瞬時に思った。
そして、なんと、やっぱりゲートのとこに置き忘れてた!!
ゲートの外からなんとか手を伸ばすも、10センチ指の長さが足りない・・・。
四苦八苦してたら、結局外側にいた職員さんが手伝ってくれた。
胸を撫で下ろすとはこのこと。再検査に続いて2回目のドキドキ。
その後、機内への搭乗が始まったとき、ゲートを通った直後になぜか今度は私と長女が抜き打ちチェックの対象に選ばれる。
ちょっといいですか?
上着を脱いでください。靴も脱いでください。パソコンなどもお持ちですか?出してもらえますか
「え、何か悪いことした?」「トイレ何度も行ったから?」「長女がずっと待ってる間にパソコン開いて何かしてたから?」「ハーゲンダッツの自販機の前で悩みすぎた?」
色々と思ったけど、直接聞いてみた。
「あのー、どういう基準で選ばれてるんですかね」
「ランダムなんです」
えっ、ランダム?ランダムなのにこの人数の中、三人のうち二人も選ばれた?
それないよね。
ふと横を見ると外国の人が同じように検査を受けている。靴脱って言われてる。
「なんか、色々ついてないよね今回」って長女に言ったら、「そう?」って。
運がないと見るか、色々ついてると見るか・・・。
なんだかんだで無事に搭乗完了。
機内では邦画を見た。
「きのう何食べた?」は、丁寧に紡がれる日常のストーリーの中に、心に刺さるセリフが散りばめられていた。ダブル主演のお二人の演技も、それを支える他の俳優さんたちの演技も、とてもよかった。機内でゆっくり見るにピッタリの邦画。でも、映画の中にでてくるめっちゃ美味しそうな料理を見ながら食べた機内食の親子丼は、チキンがほとんど脂で、出汁の味もほぼなく、「これは親子丼じゃない!」と思わず隣の娘に言ってしまったほどの残念賞だった。
そうこうしていたら、夜明けが近くなり、窓の外にとても綺麗な空が広がっていました。
もうすぐ着陸。