ほろほろ日記

こぼれ落ちる思い出を繋ぎ止めるメモ

Fontainebleau(美しい泉)という町

今週のお題「好きな街」

 

2014年ごろ、一年間くらい住んだ町。

フランスのフォンテーヌブローは、その名の表す通りの本当に綺麗な町で、絵本の中に出てくるような風景をそこらへんで見ることができた。フォンテンブロー城の周りは森で囲まれていて、これが本当に素晴らしかった。我が家は森まで歩いて10分くらいのところだったのだけど、どんなに嫌なことあっても、ここを散歩すると本当にそれだけで癒されるような場所でした。

 

 

ただ、この森、時間帯によっては女性の独り歩きなどは気をつけるようにいろんな人から言われた。

怪しい人が立ってるとか、誘拐事件があるとか、その真偽の程はわからないけど。

この森の中には遊具のある公園もあるのだけど、ここで一度子供達がかくれんぼをしたら長女がなかなか出てこなくて本当に恐ろしい思いをしたことがあった。あの時風がザザーっと吹いて、風以外の音がやけに静かで、緑がゆらゆら揺れてて、子どもが神隠しにあう時ってこういう時なんじゃないかと感じた。本当に恐怖以外の何者でもなかった。

 

 

ご機嫌に歩く娘

 

 

この猫、いつもここにいた。

 

 

 

美しすぎる役場

 

 



正直なとこ、もうあそこで暮らしたいとは思わないのだけど(この時期、ひどい蕁麻疹に悩まされてたのが日本に帰ったらあっという間に出なくなったという)、また訪れてみたいとは思う。

最初にこの町についた日は、もうそれはすごい豪雨で、タクシーでホテルまで行って(しかも迷いに迷ってやっと着いた)、疲れた体を休めた次の日に食べた朝食のクロワッサンが本当に美味しかったのはとてもよく覚えてる。

 

ただし、景色に気を取られて歩いて足元に注意しないとおそらくかなりの確率で悲劇が起きます。

人間も自由なら、犬も自由にそこいら辺で用を足します。もちろん人間はその後始末をしないことの方が多いです。私は何度か被害に遭ってなんともぶつけどころのない怒りに苛まれたことがあります。

雨の日は特にお気をつけて🌂🐕