先週、PPAPを見たことのないはずのうちの娘たち(6歳、8歳)が部屋でプップップップ、アッポーペーン、って言い合って笑ってるのが聞こえた。
クラスのこどもたちが歌ってるのを聞いて覚えてきたようだ。
今朝、「アッポーペン見るー?」
って二階の子供部屋の方に声かけたらボソボソ話し合ってるのが聞こえた。
長女:「アッポーペン?」
次女:「パイナッポーじゃない?」
そして大急ぎで降りてきた。
長女:「ねぇ、あの歌なんて名前なの?」
名前、なんだったっけ。
動画に「PPAP」とあるのを見た長女(在米経験有)は
「プッ、パップ?」
違うよ、ピーピーエーピーだよ。
ピコ太郎さんの動画が始まる。
嬉しそうに眺める二人。次女は一緒に踊る。歌う。
長女の疑問。
「ねぇ、こういう人、本当にいるの?」
え、人間なのかってこと?
「うん」
人間だよ。ピコ太郎さんだよ。
「会社でこういうのやってるの?」
彼はアーティストだよ。
「へー、そうなんだ。すごいね!面白いね!」
だって。
ちなみにこっちを見せてみたら次女の表情が一気に不安げになった。
アノニマスが歌うところでは固まった表情になる次女だけど、合間合間に出てくるピコ太郎さんが映るとその表情が緩んで笑顔になる、アノニマスで固まる。その繰り返し。
ピコ太郎さんの名前はなかなか覚えられないけど、ピコ太郎さんの写真を見たら
「あ、パイナッポー」
というようになった。
曲が極端に短い。
終わりがはっきりしている。
覚えやすいメロディーと楽しいPの音の軽快さ。
随所にある決めのポーズ。
子供は単純でわかりやすいものがとにかく好き。
聞いててある意味安心するのかな、とも思った。
この動画、一番最初に見た時は正直私も終始真顔で見てたわけだけど、ピコ太郎さんのインタビューなんかを見てると、その人柄がとても好印象。俄然応援したくなってきた。
「みんな言うんですよ、さあこの次はどうだって。いやいや、ないって。狙ってないんだから」。
「次の一手は注目されますけど、次の三十手まで行くとどうでもいいと思うんです。だから僕はどんどん出していきます。ただ単に私が好きなものを出した。それをたくさんの人が聞いてくれた。なので次も、今私が好きだと思うものを出す。ということにしないとドキドキして寝られないですね。明日、急にラピュタが落ちるかもしれない。でっかい鳥が急にあなたをついばむかもしれません。だから本当に、楽しい曲をやるだけ」
素敵。